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腹部大動脈瘤の手術を無事終えました

2016年06月23日

本日、2016年6月23日(木)、手を振る母を手術室に見送ったのは、午前8時45分。

手術の手順と、かかる時間を前日に看護婦さんから知らされていました。
①麻酔と、カテーテルを入れる足の付け根(両方)の切開などの準備に1時間。
②手術自体に1時間半から2時間。
③術後の手当てに、1時間。

ということで、午前8時45分からデイルームで待っていましたが、3時間半経っても誰も来ないのでヤキモキ。
もうすぐ手術室へ入って4時間になろうという時に、やっとお医者様が現れました。そのまま、個室に行って、画面を見ながら、今回の手術の説明を受けました。

お医者様が描いた図をもらってきたので、その図を元に説明します。
腹部大動脈瘤の手術を無事終えました

まず、腹部動脈瘤は55mm近くになっていたこと。ただ、その箇所だけではなく、数ヶ所、でこぼことしたふくらみがあったこと。そして、そこにもステンを入れたため、カテーテル手術は何段階にもわたって行われたことがわかりました。

結局、母の身体には、最初に①の部分に入れた7cmのステントに始まり、一番長いステントは95mm、Y字になった部分にもステントが入っていて、95mmでも長さが足りなかった上部にも、追加のステントが入りました。

更に、②の部分は曲がっているため、ステントの網部分が血管内に出てしまい、血管を細くしてしまうため、網のない筒のステントを入れ、血管を広げている事、など、複雑な手術だったことがわかりました。

手術された先生は、中川先生です(若いです)。術後の説明もわかりやすく丁寧に手術時の画面や、図で、説明してくれました。

今回の手術で、①にステントを入れたため、Aの下のほうを向いている細い血管が閉じてしまうことになるそうです。この細い血管は腰などに血液を送る血管なんだそうですが、もしこの血管が閉じても、反対のほうにも腰などに血液を送る血管があるので、大丈夫なんだそうです。

特に母は、早く歩いたり、長い間歩いたりしないので、筋肉疲労も出ないはずなので大丈夫だそうです。また痛みが出たとしても、できるだけ歩くようにしてくださいと言われました。

術後の経過ですが、右の足の付け根は、4cm、左が数ミリ、切開しているので、その傷が治るのに4日ほどかかるそうです。また、その傷のところから、リンパ液が一日20ccほどが出るそうで、皮下ドレーンチューブを2日間、付けるそうです。

明日は、順調に回復していれば、お昼には病室へ戻り、歩くこともできるそうです。明日からリハビリもやるかもしれないとのことでした。

術後4日目の来週の月曜日、CTスキャンをかけて、順調に回復していれば、火曜日には退院できるとのことです。

今回、よい先生や病院に恵まれたなとつくづく思いました。病院探しをしてくれたrinaちゃんに感謝大です。
また手術を乗り越えた母の生命力にも脱帽です。

ただ、身体にこれだけの異物を入れた訳ですから、発熱などの症状が心配です。集中治療室で母のベッドにはたくさんのメーターが表示されていましたが、血圧が高かったのは仕方ないかなと思います。

まだ、母はぼんやりしていて、受け答えもちゃんとできませんでしたが、明日には病室へ戻ってくれるよう、願っています。


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Posted by kamome at 16:52│Comments(0)その他
 
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