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No.1 腕の脂肪腫の手術について 手術編

2014年12月16日

腕の脂肪腫の手術について、振り返ってみた。

今回手術した脂肪腫は、ずぅ~っと以前からあったもの。特に困ったこともなく(ま、せいぜい、マッサージを受ける時などに、「これ、なんですか?」と聞かれるぐらい)、今まで放っていた。

なぜ、手術する羽目になったかというと、これまた、ちょっとしたきっかけ(^_^;)。nabeさんが指にトゲが刺さって痛いから皮膚科に行くというので、つい、軽い気持ちでわたしも見てもらおうと思ったのが運のツキ。

小金井の皮膚科で診てもらうと、「再検査をしてください」と、多摩総合総合医療センターを紹介されてしまったのだ。
ひょっとしたら悪いものかも?、と思うと、やっぱり再検査をしようということになり、2014年7月8日(火)、多摩総合医療センターへ。

この日は腕と肩のエコー検査を受けて、終了。多摩総合医療センターはほとんどホテルのような規模の病院で、受付も電子化されていて、さすがに鳴り物入りでできた病院だなぁと辺りを見回す。
No.1 腕の脂肪腫の手術について 手術編

7月10日(木)、検査結果を聞く。「良性だと思われる。ただ、もっと詳しく調べるにはMRI検査を」と言われ、8月5日、MRI検査を受けることになる。

8月15日(金)、MRIの結果は良性とわかり、見かけも悪いということで、皮膚科の部長による腕の脂肪腫切除の手術を受けることになる。手術に際し、胸のレントゲン、心電図、血液検査を受ける。大病院のせいなのか、何もかもが実に慎重だ(^_^;)。

8月22日からカナダへ長期旅行へ出かけるため、手術日は10月1日に決まる。カナダより帰国後、カナダのホームページ作りのため、一日じゅう、座ったまま、パソコンに向かう日々が続く。なんとしても、10月1日までには終了しないと、腕の手術後、キーボードが打てないと思ったからだ(^_^;)。

10月1日(水)、とうとう手術日となり、午前中、多摩総合医療センターへ入院する。

手術は部長の加藤先生。手術室に入ると、ポップな音楽がかかっていて、ちょっとびっくり。しかも、頭上で、「手術着のサイズは?」「ちょっと手伝って」「椅子は?」などと、4、5人はいるのだろうか、どこか場違いな感じがして、騒々しい(^_^;)。
No.1 腕の脂肪腫の手術について 手術編

しかも、手術台の上で横たわって、先生を待っていると、登場した加藤先生から「どうしてそんなに手術慣れしてるの?」とびっくりしたように訊かれる。胸には心電図や血圧計など、たくさんの機械がつながっているので、わたしの精神状態も一目瞭然なのだ(^_^;)。

「眼の手術を受けたばかりなんです」「白内障?」「いいえ、黄斑上膜です」「どこで?」「井上眼科です」。
「井上眼科?」と、先生がわたしに尋ねると、横にいた看護婦さんが、「有名な眼の病院ですよ、先生」と会話に加わる。

ともかく、会話だけを聞いていたら、これから手術が始まるという雰囲気はまるでない。まるで、喫茶店での会話のようだ(^_^;)。
とうとう、井上眼科の入院中の食事の話にまで及び、「井上眼科の食事は最高です」とわたしが言うので、更に先生は、「どうして美味しく作れるのだろうねぇ」と不思議がる。

先生いわく、入院中の食事は、一人400円(だったと記憶する)だから、おいしく作るのは難しいはずだと加藤先生は言う。
でも、実際、井上眼科の食事はお料理の品数も多く、しかも味付けもおいしく、毎回楽しみにしていたぐらい見事な内容だったので、「きっと栄養士さんがすごいのかもしれませんね」、というと、看護婦さんが、「先生、献立は栄養士さんが作っているんですよ」、などと更に話の輪が拡がっていく。

ポップな音楽に、頭上のおしゃべり・・・なんとも楽しい1時間ほどの手術だった(^_^)。
そして、手術室から病室へ移り、食事時間となって運ばれた食事を見て、思わず、テンションが下がった(ーー;)。眼の前の夕食は、井上眼科の朝食のようなお膳だったのである。
No.1 腕の脂肪腫の手術について 手術編

食事は入院中の最大の楽しみ。思わず、nabeさんに、「お寿司とサラダとデザート、買ってきて!」と頼んで、並んだお寿司をガツガツ食べて、そして、早めに寝た。
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腕のほうは、引っ張らなければ、全然痛みもなく、これなら、肩のほうの手術もしようなどと決心する。
手術終了の時に見せてもらった、切除した脂肪腫が事のほか、大きくて、どぎつい黄色いをしたぶつぶつの物体で、こんなものが身体に張り付いていたのかと思うと、気持ち悪かったからである。

手術は無事終了し、経過もよく、翌日には退院して家に戻った。
しかし、この時には、まさか、腕にしびれが残るとは想像もしていなかった・・・。

画像は、手術後の10月16日の抜糸前のもの。手術跡の腫れは中々取れなかった。
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Posted by kamome at 18:10│Comments(7)その他
◆ この記事へのコメント
はじめまして。
私も腕に脂肪腫があり、5月にMRIを予定しています。
手術をするかはまだはっきりしていませんが、もし手術をするとなると、腕でもお化粧はせずすっぴんでいかれましたか?
手術の怖さより、そちらの心配の方が勝っています(苦笑)
よかったら教えてください。
Posted by TOTOCCO at 2015年04月25日 18:59
こんにちは!TOTOCCOさん

腕の脂肪腫の手術ですが、一泊の入院が必要で、入院当日に手術をしました。まず、入院したら、化粧等も落とし、手術着に着替えて、手術を待ちます。

手術をするのが腕とは言え、化粧等を落とすのは、顔色など、手術中の状態を看護婦さんたちがチェックするからです。それに、手術後は腕は包帯を巻いたまま、安静にしなくてはいけませんので(ねじったりできない)、顔を洗ったりできませんしね。

そうそうピアスなど、アクセサリーも全てはずしていきました。
もろ、飾りも全てなく、すっぴんそのものということでしょうか(^_^;)。

多分、手術が近くなったら、やっぱり、「すっぴん」よりも、「手術」のほうが怖くなりますよ(^0^)>TOTOCCOさん

腕にある腫瘍は、外側から見た目より実際は大きいみたいです。手術後、切り取った脂肪腫を見せてくれましたが、ぶつぶつとした黄色い色をした不気味な結構大きめの物体でした。

うまく手術をしないで済めば一番よいですね!
Posted by kamomekamome at 2015年04月26日 00:04
お返事ありがとうございます★
そうですね、、、手術が近づいたらすっぴんどころじゃないですね(苦笑)
腕の腫瘍は触った感じだと直径4~5cmで結構大きめなのです。。。
何年か前に今回とは別の病院を受診した際に「脂肪のかたまりだと思うよ」の一言で終わってしまったので、「あってもいいものなんだろう」と油断してました。。。
小さいうちに取りたかった~。
とりあえず来週MRIなので、その結果をドキドキしながら待ってみます。。。
教えてくださりありがとうございます★
Posted by TOTOCO at 2015年04月26日 22:23
TOTOCOさんへ

4~5センチとのこと、わたしと同じくらいのサイズですね。
脂肪腫って、あまり問題視されないし、生活にも問題ないから、つい放ってしまいがちですよね。

ところで、手術後の傷が今ではすっかりきれいになりました。
わたしの場合は、骨に沿ったところにしびれが残りましたが、それも段々に狭まって、今は、一条の筋部分だけのしびれなので、気にならなくなりました。

一応、術後の経過ということで、きれいになった傷跡のブログでもアップロードしようかなと思っています(^0^)。

病院によっても違いますが、今は手術時、音楽をかけてくれたり、気軽におしゃべりをしてくれたりと、患者さんの気を紛らせてくれるので、わたしの場合は開き直って、手術を楽しんでしまいました(^_^;)。

去年は、手術を3回受けましたが、よっぽど、簡単なはずの白内障の手術のほうが物扱いされて、手荒い感じで気分悪かったです(^_^;)。
Posted by kamomekamome at 2015年04月28日 10:03
そうなんです。良性腫瘍と安心しきって、ずいぶん大きくなってしまい、最近腕が重い気がします。。。

気になり始めると、なんだかズキズキする時があったり、、、『病は気から』を実感中です(苦笑)

しびれと聞くとちょっと怖い気もしますが、とりあえず先生を信頼してみようと思います。

ぜひ現在の経過写真アップしてください★

手術の怖さもありますが、なくなって腕が気持ち細くなることへの期待もあり、
私もkamomeさんのように手術楽しめそうな気がしています♪
Posted by TOTOCO at 2015年04月30日 01:09
約2週間前から口の中のに違和感を感じ、「気のせいだ、どうせ口内炎だろ」と放置してました。なかなか治らないので、3日前に鏡の前で奮闘しながら違和感のある場所(上顎の歯茎のかなり上の方)を見てみたら、口内炎やなかった……なんか3~5mmぐらいの大きさの吹き出もんやん!ほんで慌てて親に見せてら、親も慌てて大混乱。その日のうちに歯科へ行き、診てもらったら、脂肪腫でした。
歯科の医師には、「でかくなったり、痛くなったり、気になったりしたら、取りにおいで。」といわれたのですが、ネットで調べたら小さいうちにとった方がいいと書いてあります。どっちが正しいのかな。
明日、歯科に相談してきます。
Posted by rabbit at 2016年10月14日 01:12
補足しますね。ネットから得た情報には、脂肪腫は遺伝性とストレスが一つの原因と言われてるそうです。でもそれぐらいのことしか判明してなく、これからの研究で色々判明するだろうと書かれてました。脂肪腫は良性の腫瘍ですが、悪性に転換することが稀にあるらしいです。脂肪腫はほっといても悪性の腫瘍(ガン)のように体に害がないのですが、関節の動きに邪魔になったり、いざ手術しようとした時に脂肪腫が血管や神経を巻き込んでいると手術が難しいものになるらしいです。

私の父方の家系はガンでなくなっている方が知ってるだけでも3人もいます。さらに祖母は、私のように口の中に脂肪腫がよく出来てたそうです。なので、遺伝性があることは確かなようです。最近は色々ありストレスが溜まっていたので、それも原因かなと思っています。

でも、「病気は気から」ですよね。前向きに行きましょう(≧▽≦)
Posted by rabbit at 2016年10月14日 01:34
 
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