てぃーだブログ › 迷子のかもめ › 悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見

悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見

2020年06月23日

本日6/23、1日空けて、小金井公園の散歩に向かった。
ふたつ池に行きつくまで気がせいてしまって、nabeさんは後ろから黙々と付いて来た。

ふたつ池に到着し、まず耳をすます。草むらからヒナの鳴き声が聞こえる。目をこらすと、池に親カモの姿を発見。近くにヒナがいるに違いない。周りの茂みを探すと、ヒナはまだ草むらの中にいて、ピヨピヨと鳴いていた。
悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見

ん?様子がおかしい。何度も何度も目をこらしたが、ヒナは2羽しかいなかった。そういえば、最初、親カモを見つけた時、親カモが神経質なほど、ヒナを見ているのに気付いた。時には、ヒナたちを置いて、そのまま飛び立って、いなくなってしまうことさえあったのに、今日の親カモはヒナのほうを向いたままだった。

「あっちを探してくるよ」とnabeさんは、もうひとつの池のほうへヒナを探しに行った。6/21の日も、ヒナたちはふた手に分かれて、遊んでいたからだ。ようやく親カモと一緒にヒナたちが泳ぎだしたので、シャッターを押した。
悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見

nabeさんが戻ってきて、もうひとつの池のほうにもヒナがいなかったことを知る。
いくら探しても、ヒナは2羽しかいなかった。
「ああ、やられちゃったんだねー」とnabeさんとガッカリする。
残る2羽もまだ小さい。うまく天敵から逃れて、巣立ちまで成長できるだろうか?

「そういえば・・・」と、わたしたちはハッと気づいた。
最初に生まれた12羽のヒナたちやその親カモは、アオサギが池にいると、ふたつ池の隅っこで泳ぐだけで、決して、隅っこからは出てこなかった。
12羽のヒナの親カモは実に用心深かった。そのせいか、ヒナたちはいつも一緒で、別々に行動するようなことは決してなかった。

それに比べて、新たに誕生したヒナたち(6/13、9羽誕生)はちょっと、様子が違っていた。
わたしたちがそのヒナに会ったのは、6/14。この時、すでに6羽しかいなかったが、そのヒナたちは立ち入り禁止エリアのフェンスから抜け出て、人の歩く道まで飛び出てきて、わたしたちをびっくりさせた。
悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見

母娘連れがヒナを追いかけても、親カモは特にヒナに注意を促すような鳴き方を発しなかった。ヒナは勝手にあちこち歩き回り、バードサンクチュアリ(立ち入り禁止の雑木林)のほうのフェンスへ入ってしまって、元の池に戻れるだろうかと、わたしたちをハラハラさせた。

二日前の6/21、ふたつ池で観察した時は、ヒナたちは別々の池に離れていて、一方は石の上の親カモのお腹の下にいたが、2匹のヒナはピヨピヨと鳴きじゃくりながらもう一つのほうの池で泳いでいた。
悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見

ようやくふたつ池を結ぶ草むらを渡ってきて(そこはヘビがいっぱいいるところ)、親がいる池へたどり着くことができた。ただ、せっかく親ガモのいるところにたどり着いたのに、石の上に上がらずに、まだ遊び足りないのか、石の周りをくるくると泳ぎ回っていた。
悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見

そうなのだ、新たに誕生したヒナたちは、最初に誕生したヒナたちとは違って、まるで統率されていなかった。
勝手に行動したため、天敵に狙われ、2匹だけになってしまったのかもしれない。21日にはヒナのすぐそばに青大将もいたのだ。

2羽のヒナはこれから、ちゃんと生き残ることができるだろうか。
ヒナたちを見守っている人たちから、2羽になったいきさつを聞くことができたら、ぜひ報告したいと思う。

ところで、掲載するのを忘れた画像が一枚、出てきたので掲載。
6/12、玉川上水に鳥が急降下したので、どうしたのかなと眺めていたら、水を飲んだり、水浴びを始めたので、慌ててシャッターを切った。鳥の名前はネットで調べたところ、オナガと判明。

追伸:島さんいわく、オナガは鳴き声が悪くて、「ギャーギャー鳥」って呼んでますよ、とのことでした(^_^)。
悲しい報告「ヒナが2羽だけに」:散歩発見



Posted by kamome at 23:15│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。