てぃーだブログ › 迷子のかもめ › 今年の桜と、納得のマスク

今年の桜と、納得のマスク

2020年04月04日

新型コロナウイルスの感染拡大により、小金井公園の桜まつりが中止となり、教室のお花見も中止し、小学校も閉校となり、海外旅行も中止と、今年の春は「ないない尽くし」で始まったちょっと変な春だった。

ちょうど桜が咲き出した頃、nabeさんが体調を崩し、散歩をやめていたので、ずっと小金井公園の桜も見れずにいた。

3月28日、その日は風が強く、洗濯を干したものの、慌てて室内に取り入れた。それぐらい、強烈な風だった。
午後3時過ぎ、nabeさんは「散歩はやめたほうがいいなぁ」と言う。わたしは一日、朝からせっせとマスク作りをして、身体が凝り固まっていたので、どうしても外へ行きたかった。「行こうよ」とごねて、無理やりnabeさんを外へ連れ出した。

風は強かったが、小金井公園の入り口をくぐると、木々にさえぎられるからか、風も穏やかになって、ほっとした時、「ほぼ満開!」のソメイヨシノが目の前に拡がった。お花見客のシートもなく、屋台も、お囃子もなく、ベンチに座っている人たちの上にソメイヨシノが覆いかぶさっていた。
今年の桜と、納得のマスク

特に、ひときわ、こんもりと桜の花びらを束ねた、この桜の樹に見惚れた。
今年の桜と、納得のマスク

翌日3月29日、朝から横なぐりの雪が降り続け、小金井では5センチ以上降り積もった。
あの満開間近だったソメイヨシノも、きっとびっくりしたに違いない。東京で桜が満開の頃、雪が降り積もったのは、30数年ぶりなどと、天気予報でも言っていた。

今年の春は「ないない尽くし」だったが、実は、いつもとちょっと違った日々を楽しんでいる。
スペインのおば様が、15日間外出もできず、マスクもないとのことで、マスク作りを始めたのだ。
最初にでき上ったマスクは見事にショボかった(^^;)(^^;)。2作目、3作目と段々と、腕が上がって来るにつれて、創作熱も上がって行く。
ようやくマスクらしき物ができ上ったので、とりあえず、スペインのおば様に5枚ほど、手作りマスクを送った。

お孫ちゃんや、会社に通う生徒さんにも作ろうかと、それから毎日マスクを作り続けている。
でき上ったmireiちゃんのマスクもとりあえず送ったが、今、サンプルで残していたマスクを見返しすと、実に見栄えが悪い(^^;)。そのため、また新たに子供用のマスクを作り始めた。

ようやく、納得のいくマスクができ始めている。そして、益々わたしの創作意欲がヒートアップしてしまった。
テーブルは、布や型紙が散らかり、一日、ミシンの音が鳴り続けている。
今年の桜と、納得のマスク


部屋が散らかるのも気にせず、わたしは、ウキウキとミシンのペタルを踏み、nabeさんはのんびりとテレビの前でくつろいでいる。
「新型コロナウイルス」のせいで、垣間見ることができた、普段と違うもうひとつの世界かなと思っている(^0^)。
ちなみに、こちらが納得のマスク。今はひたすらマスク用ゴムが到着するのを待っているところだ。
今年の桜と、納得のマスク



Posted by kamome at 00:14│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。