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「能」の不思議な縁

2018年07月01日

応募していた「能へのいざない講座」に見事当たって、今月と9月で全4回2時間、能について、勉強することになりました。
nabeさんを誘ったら、「高齢者向けって言うところが気に入らない」とのこと。対象が高齢者だろうが、なんだろうか、内容が問題だと思うんですけどねぇ、ヘンな所にこだわるnabeさんです(^^;)。

ということで、今回は一人参加となりましたが、抽選に当たったのも嬉しい「縁」。講座でよい話が聴けましたら、メモをとって、ぜひこちらで紹介したいなと思います。

「紹介」といえば、ちょうど届いた雑誌の中に、伝統芸能「能・狂言」の記事を見つけましたので、記事の一部を紹介します。

◆能の始まりは・・・・
日本古来のさまざまな民間芸能を基とする「猿楽」と、農村の祭礼から発展した「田楽」などが影響し合って能が作られていったと考えられ、室町時代に、観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)親子により、芸術へ昇華していったそうです。

◆狂言は・・・・
そして、猿楽の滑稽な部分を洗練させたのが「狂言」。
人の内面に焦点をあてていくのが「能」であるならば、時に滑稽な人の生きざまに焦点を当てたのが、「狂言」。両者は表裏一体の存在といえます。

実は能にはちょっとした「縁」があります。rinaちゃんが幼稚園の時、お能のお師匠さんの娘さんと仲が良くて、一緒に能を習っていたんです。何回か、能楽堂でも踊りました。ま、踊ったというより、お遊戯をしたという程度のものでしたけど(^^;)。それが能との最初の出会いでした。

「出会い」といえば、5月京都に行った折も素敵な出会いがありました。北野天満宮の青もみじを観た帰り、ちょうど能面展があって、のぞいてきたんです。
「能」の不思議な縁

「能」の不思議な縁

そして偶然にも、会場入り口で「如山会」の主催者「能面師、梅原如山」氏の奥様とお話しする機会を得て、ひととき、おしゃべりを楽しみました。
「能」の不思議な縁

能面を彫るために、東京から通ってらっしゃるお弟子さんもいらっしゃるそうです。「なかなか主人が東京へ行くのを億劫がって」と、残念ながら東京での能面の講座は今はやめているそうです。
「能」の不思議な縁

彫刻刀などの高価な道具類は貸し出してされているそうで、手ぶらで参加できますよ、とおっしゃってました。近ければ、ちょっとやってみたいなとは思うんですけど。

画像は、能面展の作品を撮影させてもらったものです。やはり如山氏の能面は異彩を放っていました。
「能」の不思議な縁「能」の不思議な縁

「能」の不思議な縁

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こちらはお弟子さんの数ある中の2点の作品です。お弟子さんとはいえ、ずらりと並ぶ能面からは不思議な雰囲気が醸し出されていて、さまざまな表情から訴えかける能面を前に、しばし異質な空間を味わってきました。

「能」の不思議な縁「能」の不思議な縁

実は今、わたしが三味線で練習しているのは、「小鍛冶」という曲です。「小鍛冶」はもともと能の演目だったもの。
曲のところどころに「能」の面影が顔を出します。弾きながら歌うという非常に難しい曲なので、1年をかけ、自分の物にしたいなと思っています。

三味線を通して、能に触れるひとときも増えました。今回、能の講座の抽選に当たったのも「縁」。この講座を通して、また一歩能に近づけたらなと楽しみにしています(小鍛冶の画像はネットより拝借したものです)。
「能」の不思議な縁



Posted by kamome at 23:32│Comments(0)
 
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